こんにちは!
1歳と3歳の子どもを育てる保育士ママです。
上の子は生後4か月の頃から、頭の形を整えるためのヘルメット治療を始めました。
当時は、
- 本当にヘルメット治療が必要なの?
- 高額な治療費を払うほどの効果がある?
- 真夏にヘルメットをかぶって大丈夫?
- 実際、頭の形はどのくらい変わる?
と、分からないことばかり。
私自身、最初は「ヘルメット治療をしなくてもいいのでは」と思っていて、治療にはかなり消極的でした。
それでも夫婦で話し合い、生後4か月から1歳1か月まで治療を続けました。
この記事では、実際にヘルメット治療をした経験から、治療を決めるまでの迷い、頭の形の変化、真夏の過ごし方、毎日のメンテナンス、費用、そして治療を終えた今の気持ちまでまとめます。
「やってよかった」と感じる一方で、今でも「本当に必要だったのかな」と思うこともあります。
ヘルメット治療をするか迷っている方が、考える材料のひとつにしてもらえたらうれしいです。
この記事でわかること
- ヘルメット治療を始めた理由
- 生後4か月から1歳1か月までの治療経過
- 頭の形がどのくらい変わったか
- 真夏のヘルメット治療で困ったこと
- 実際にかかった費用
- 治療を終えた今、やってよかったと思うか
ヘルメット治療を始めた経緯
娘の頭の形が気になり始めたのは、生後3か月頃でした。
上から見ると左右差があるように感じ、「このままで大丈夫なのかな」と気になって、頭の形について調べるようになりました。

ネットで調べている中で、頭のゆがみを計測できるアプリを使ってみると、結果は「重度」。
ただ、私はその結果をすぐには信じられませんでした。
「本当にそんなに悪いのかな」
「治療につなげるために重く判定されているんじゃないの?」
と疑っていたのが正直なところです。
そもそも、自分たちが子どもの頃にはヘルメット治療をしている人を見たことがありませんでした。
それでも普通に生活している人がたくさんいるのに、高額な治療費を払い、しかも真夏に赤ちゃんへヘルメットをかぶせてまで治療する必要があるのか。
私は、そこまでしなくてもいいのではないかと思っていました。
そんな私に夫が言いました。

治療するかどうかは、医師の話を聞いてから決めればいいんじゃない?
もしかしたら、そもそも治療が必要ない頭の形かもしれないよ。
確かに、受診したからといって必ず治療を始めなければいけないわけではありません。
自分たちだけで悩んでいても答えは出ないと思い、まずは頭の形を診てもらえるクリニックへ相談に行くことにしました。
ヘルメット治療の経過
娘は生後4か月でヘルメット治療を始め、1歳1か月で卒業しました。
まずは、治療開始から卒業までの流れをまとめます。
- 7/08
(生後四ヶ月)初診・相談 - 7/10ヘルメット作成のための計測
- 7/22初装着
- 8/21〜3/4月1回程度の計測・調整
- 4/9最終通院、卒業して良い数値に
- 4/26
(1歳1ヶ月)自宅でヘルメット卒業
初診からヘルメット装着まで
初めてクリニックを受診したのは、生後4か月のときでした。
まずレントゲンを撮り、骨などに異常がないかを確認。
その後、頭の形を詳しく計測しました。
結果は、3項目中2項目が「重症」。
それまで私は「本当に治療が必要なのかな」という気持ちが強かったのですが、計測した画像を見ると頭の傾きが分かりやすく、「本当に頭の形が歪んでいたんだ」と実感しました。

医師からは、頭の形のゆがみによって、将来の噛み合わせやメガネのかけやすさなどに影響する可能性があると説明を受けました。
「将来困る可能性があるなら、今できることをしてあげたい」
夫婦で話し合い、ヘルメット治療をすることに決めました。
2日後には、ヘルメットを作るための計測へ。
もっと子どもの体を固定して測るのかと思っていましたが、実際は虹色の帽子をかぶって写真を撮るような形でした。
思っていたより短時間で終わり、スタッフの方も朗らかで優しく、「これならこれからも安心して通えそう」と感じたのを覚えています。

そして約2週間後、初めてヘルメットを装着しました。
実物を見ると、私は「思ったより目立つな」と感じました。
一方、娘は意外と早く慣れ、最初こそ違和感がある様子でしたが、しばらくするといつも通りに過ごしていました。
ヘルメットも、想像していたより頭に沿うような作りでした。

初装着の日は、帰りに買い物へ寄ってからヘルメットを外すと、額の中央左と左耳の後ろが赤くなっていました。
最初は少し心配しましたが、何日かつけるうちに赤みは出なくなりました。
念のため次の診察でも相談し、その部分に当たりにくいよう調整してもらったと記憶しています。
治療開始後の頭の形の変化
ヘルメット治療を始めてからは、約1か月ごとに頭の形を計測しました。
毎日娘の頭を見ていると、最初のうちは見た目の変化は正直あまり分かりませんでした。
ただ、装着から2週間ほど経った8月3日頃、後頭部を見て「なんとなく出てきた…?」と感じることがありました。
まだ「明らかに変わった」と言えるほどではなく、小さな変化に気づいた程度です。
その後、治療開始から1か月後の計測画像を見ると、へこんでいた部分が大きく膨らんでいるのが分かりました。
「ちゃんと形が変わっているんだ」と実感したのは、このときです。

さらに、9月から10月にかけての1か月では、耳の位置が大きく動いているのが分かりました。

一方、実際の娘の頭を見て「だいぶ丸くなったな」と感じたのは、治療が終わる少し前になってからでした。
ふと頭を見たときに、「もう悪い形には見えないな」と思ったのを覚えています。
そして、初めてヘルメットを装着した日の画像と最後の通院時の画像を比べると、頭の形はかなり丸くなっていました。

治療中ずっと「絶対にやってよかった」と迷いなく思えていたわけではありません。
半年を過ぎた頃には、ネットで4〜5か月ほどで卒業した例を見ていたこともあり、「まだ続けるのか」と感じた時期もありました。
それでも、計測画像で少しずつ形が変わっていくのを確認しながら治療を続けました。
通院は約1か月に1回
ヘルメット治療を始めてからは、約1か月に1回のペースでクリニックに通いました。
我が家は全部で11回通院しています。
クリニックまでは、高速を使って車で片道1時間ちょっと。
当時は「ものすごく大変」と思っていたわけではありませんが、今振り返ると「よく通ったな」と思います。
夫の仕事がある日だったため、予約は朝一番に取ることが多く、通勤ラッシュの渋滞も考えてかなり早めに家を出ていました。
私と娘は車内で寝ていることもあり、子連れでの移動そのものはそこまで負担ではありませんでした。
それよりも、「予約時間に遅れないように、もっと早く出なければ」という気持ちのほうが大変だったように思います。
通院では、頭の形を計測して診察を受け、その結果に合わせてヘルメット内側のスポンジを調整してもらいました。
治療期間中は、この通院と自宅でのヘルメットの手入れを繰り返しながら過ごしました。
生後1歳1か月でヘルメット治療を卒業
3月4日の計測結果をもとに、次回の受診で治療を続けるかどうかを決めることになりました。
そして4月9日の診察で、「卒業してもよい数値になっています」と言われました。
そのときの気持ちは、もう「やった!ついに終われる!」でした。
人の目を気にすることも、通院することも、毎日のヘルメットの手入れも終わる。
それが本当にうれしかったです。
ただ、スポンジの厚さ的には、あと1か月ほど装着を続けてもよいとのことでした。
終わりが見えたことで、逆に「せっかく高い治療費を払っているし、まだできるならもう少し続けよう」と思えるようになり、すぐには外しませんでした。
最終的にヘルメットを卒業したのは4月26日。
ちょうど帰省の前日だったので、荷物を少しでも減らしたかったこともあり、この日を最後にしました。
外すと決めたときは、「本当にもうやめても大丈夫かな」という気持ちも少しありました。
でも、ヘルメットのない生活が当たり前になるにつれて、通院もメンテナンスもない毎日に、じわじわと解放感を感じるようになりました。
実際にヘルメット治療をして大変だったこと
ヘルメット治療を始める前は、暑さや発達への影響など、分からないことがたくさんありました。
娘の場合、ヘルメットをつけたままでも寝返りなどに困る様子はありませんでしたが、実際に生活してみると、毎日のメンテナンスや夏の過ごし方など、地味に大変なことがいくつもありました。
毎日のスポンジ洗浄と付け替え
夏場は、ヘルメット内側のスポンジを毎日洗っていました。
お風呂に入るタイミングでスポンジをすべて外して水洗いし、汗をたくさんかいた日は石けんも使って洗浄。
洗ったスポンジは風通しのよい場所で乾かし、その間は洗い替えの1セットをヘルメットにつけていました。
洗う作業そのものより、私が負担に感じていたのはスポンジを貼り直す作業です。
スポンジ同士に隙間ができないように位置を合わせながら貼る必要があり、毎日少し神経を使いました。
さらに、通院後にスポンジの形や厚さが調整されると、家に帰ってから洗い替え用のスポンジも同じ形に作り直していました。
毎日のことなので、一つひとつは小さな作業でも、治療期間が長くなるにつれて地味に負担を感じる部分でした。

夏の暑さと寝るときの室温・服装
真夏にヘルメット治療を始めたので、特に悩んだのが寝るときの室温と服装でした。
初日は「ヘルメットをかぶっているから暑いはず」と心配しすぎて、肌着だけで寝かせました。
翌日、普段は1日1回ほどだった便が5回出たこともあり、「今度は冷やしすぎたかもしれない」と心配になりました。
ただ、寝るときの室温や服装をどうすればいいのか分からず、SNSで同じ時期にヘルメット治療をしている保護者に聞いて参考にしました。
その後、我が家では実際の室温24℃前後・湿度50%前後を目安にし、メッシュの肌着に腹巻きパンツで寝かせるようになりました。
最初は暑さがとにかく心配でしたが、室温や服装を調整しながら過ごし、娘の場合は治療期間中に頭の湿疹ができることはありませんでした。
また、暑い屋外へ出るときは無理にヘルメットをつけ続けず、外すこともありました。
もともと猛暑の日中は外出自体を控えることが多かったのですが、「高い治療費を払っているから、できるだけ長くつけなければ」と考えすぎず、暑さが心配なときは外すようにしていました。
離乳食のときも、汚れた手でヘルメットを触ると手入れが大変になるため、外してよいと言われていました。
スポンジ交換後はヘルメットがずれやすかった
治療を始めたばかりの頃は、夜中にヘルメットがずれて外れてしまうことがよくありました。
授乳などで起きたときに外れているのに気づくと、その都度つけ直していました。
「せっかくつけて寝かせたのに、また外れてる…」と、夜中に何度も直すのは地味にストレスでした。
装着8日目に、初めて一度も外れずに朝を迎えたときは、「やっと朝までつけられた」とほっとしたのを覚えています。
また、娘の場合は、通院でスポンジを調整した直後に、再びヘルメットがずれやすくなることもありました。

周りの目が気になった
ヘルメット治療で、私が最後まで気にしていたのが周りの目です。
実際に誰かから声をかけられたり、何か言われたりしたことはありませんでした。
それでも当時は、ヘルメットが目立つように感じていて、なるべく周りの人の視線を見ないようにしていました。
支援センターへ行くときも人目が気になり、車の中でヘルメットを外して、帰るときにまた車内でつけることもありました。
夫が一緒にいるときは心強く、そこまで気にならなかったのですが、私と娘だけで出かけるときは最後まで少し気にしていたと思います。
治療の卒業が見えてきた頃になって、「これもあと少し。ずっと続くわけではない」と思えるようになり、少しずつ気持ちが楽になりました。
今振り返ると、「どうしてあんなに周りの目を気にしていたんだろう」と思います。
でも、当時は身近でヘルメット治療をしている子をほとんど見たことがなかったこともあり、私にとってはそれくらい大きな不安でした。
意外とよかったこともあった
大変なことが多かったヘルメット治療ですが、意外と「よかったかも」と思うこともありました。
ひとつは、つかまり立ちをするようになってからです。
転んで頭をぶつけそうになっても、ヘルメットがクッションのようになって頭を守ってくれることがありました。
もうひとつは、帽子などの被り物に抵抗がなかったことです。
娘は治療中から帽子などを嫌がることが少なく、ヘルメットを卒業したあとも被り物への抵抗はほとんどありませんでした。
ヘルメット生活に慣れていたことが関係しているのかは分かりませんが、これは思いがけず助かったことのひとつです。
かかった費用
我が家がヘルメット治療にかかった費用は、交通費を除いて約57万円でした。
- ヘルメット代:561,000円
- 初診料:5,246円
- 診察代:350円×11回
- 交通費:ガソリン代+高速代
クリニックまでは高速を使って片道1時間以上かかっていたため、実際にはここにガソリン代と高速代も加わります。
料金は、治療する医療機関や時期によって異なります。これから治療を検討する場合は、受診予定の医療機関で最新の費用を確認してください。
ちなみに、毎回の通院後には「今日もお疲れさま」のつもりで、病院の近くでしか飲めないスムージーを買うのが恒例になっていました。
治療費とは別ですが、長い通院生活の中では、こうした小さな楽しみもありました。
ヘルメット治療を終えて思うこと
ヘルメット治療を終えて、娘の頭の形は治療前よりかなり丸くなりました。
それでも今になって、「本当にヘルメット治療は必要だったのかな」と思うことはあります。
というのも、治療をして変わったと自分の目ではっきり確認できるのは、今のところ頭の形だからです。
今では髪の毛も伸びて、普段生活していて頭の形が気になることはほとんどありません。
だからこそ、「治療をしなくても今は同じように過ごしていたのかな」と考えることもあります。
一方で、治療を決めた理由は見た目だけではありませんでした。
当時、将来の噛み合わせやメガネのかけやすさなどに影響する可能性があると説明を受け、「将来困るかもしれないなら、今できることをしておきたい」と思って治療を選びました。
その部分は今の私には確認できません。
でも、将来娘がそうしたことで困らずに過ごせるのなら、「あのとき治療しておいてよかった」と思います。
約57万円という高額な治療だったので、「高いお金を払ったから、やってよかったと思いたいだけなのかな」と考えることもあります。
それでも、もしもう一度同じ状況になったら、私は結局またヘルメット治療を選ぶと思います。
「あのとき、できることをしておけばよかった」と後悔するより、できることがあるならやっておきたい。
私にとっては、やらない後悔より、やる後悔を選ぶ治療だったのだと思います。
ヘルメット治療をするかどうかは、費用や治療期間、頭の状態、家庭の考え方によっても違います。
迷っているなら、最初から治療すると決めて受診する必要はありません。まず専門の医師に相談し、頭の状態や選択肢を知ったうえで、自分たちが納得できる答えを考えてみてください。
この記事が、ヘルメット治療を迷っている方の判断材料のひとつになればうれしいです。


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