こんにちは、すーです。
0歳と2歳の子どもを育てる保育士です!
過去に3回東京九州フェリーを利用した我が家のフェリー術を紹介します🚢

カーフェリーを使った人が身近にいないし、子どもとどうやって過ごせば良いのかわからないよ。あと、船って子どもも酔うのかな?

わかります!私も初めて乗る時、子連れの情報があまり無くて不安でした。そして、子どもの酔い対策も盲点でした。
フェリー内では、約1日同じ場所で過ごします。どのように過ごせば良いのかわからず不安でした。
そこで今回は、子連れフェリーの過ごし方の一例をお伝えします。
- フェリーの利用の流れと過ごし方
- 酔わないための対策

長いと思っていた船旅ですが、3食のご飯やお昼寝、お風呂などもあったため、意外とあっという間に一日が過ぎていきました。
フェリーへの持ち物については「0歳2歳子連れ東京九州フェリー〜持ち物編〜」をご覧ください。
フェリーに乗った人数と日程、運行場所


乗船時の情報を先にお伝えします。
人の情報
2025/02/20:娘(1歳11ヶ月)、息子(0歳2ヶ月)、夫、妻(私)
2025/03/04:娘(2歳0ヶ月)、息子(0歳3ヶ月)、夫、妻
2025/08/28:娘(2歳5ヶ月)、息子(0歳9ヶ月)、夫、妻
私たちは車で行き、車もフェリーで運んでいます。
また、個室の「ステート」を予約しました。
夫はとても酔いやすく、船内ではほぼベッドで横になっていたのでほぼ1人で子どもたちを見ました。
事前に東京九州フェリーから送られてきていたQRコードを家族間で共有しています。乗船の際はドライバーと他の人は別で行動するので、それぞれQRコードを持っておく必要があります。
船の情報

2、3月に乗船した船は「それいゆ」、8月に乗船した船は「はまゆう」でした。
東京九州フェリーは、関東の横須賀港から九州の新門司港をつなぐ船で、約21時間の船旅です。
東京九州フェリー利用の流れ・過ごし方
横須賀港に到着から乗船まで
港23:45発に乗ります。その時の流れです。
遅い時間の乗船なので、自宅でシャワーを浴びてから乗船しました。
- 22:25横須賀港駐車場に到着
当時は出航時刻の1時間前集合でした。(時期により90分前集合の場合もあります。)1時間20分前に到着すると、すでに多くの車が停まっていました。
駐車場に着くと誘導の方にチケットを見せます。そこで、車と歩きの人のそれぞれの出発時間、車が並ぶ場所の番号を伝えられました。
- 振り分けられた数字の場所に駐車
指示に従い、車を駐車します。乗船中は車内に荷物を取りに帰れないので、この場面で夫婦で荷物の最終確認をしました。
我が家の失敗談荷物を確認したはずでしたが、我が家は充電コード系を全て車内に忘れてしまいました。客室の鍵がQRコードで携帯を使っていたため、不安でした。(鍵は途中からでも船内の機械で印刷できるようになっていました。)
- 待合室で休憩
全員で待合室に行き、トイレを済ませました。時間があったので、お土産を買い、かき氷を食べました。
お買い物ラストチャンスなので、売店をざっとみました。

待合室にてかき氷を食べた - ドライバーは車に戻る
出発時間に合わせて運転手である夫だけ車に戻りました。私は子ども2人と若干の荷物を持って待合室で待機していました。
- 22:55優先搭乗
子ども連れ、ペット連れの方などは優先搭乗できました。
私は抱っこ紐に子ども1人、ベビーカーに1人、リュック一つという格好で乗り込みました。スーツケースとボストンバッグは後で夫に持ってきてもらいました。
私と子どもたちは乗船後、エレベーターを使い個室に向かいました。

船に乗り込むところ 
客室について一安心 - 乗用車乗船
運転手は所定の位置に駐車後、荷物を持って客室へ向かい、家族と合流。
乗船後出港から朝食まで
- 23:00パジャマに着替える
優先搭乗後すぐにパジャマに着替えて、就寝準備をしました。
- 寝床を整える
ベッド2台とソファーベッド1台あり、ベッドの上にシーツとルームウェアが置いてありました。ソファーベッドを広げ、シーツを敷きました。
子どもはベッドから落ちる可能性があったため、高さが20センチほどのソファーベッドで寝ました。ソファーベッドの周りにも枕や使わない掛け布団を置き、囲いました。
また、息子はミルクを飲んでいたため、お湯が必要です。安全な場所にミルクのセットを用意してすぐに飲めるように準備をしました。特に酔いやすい方は、出港前の準備が大事です。

ソファーベッドを広げてくつろぐ母と子どもたち - 消灯
船内サービスの案内(夜食の時間やショップの時間など)が放送で流れるので、枕元のつまみでスピーカーの音量を調節すると、子どもが寝付いていても安心でした。
参考:東京九州フェリー「船内サービス時間」https://tqf.co.jp/spend/usage-time/
- 起床・身支度をする
- 客室内で朝食を食べる
すでに朝食時間が終わっていたので、客室内で持ち込んだものを食べました。
朝食後から夕食まで
客室内で持ち込んだおもちゃで遊んだり、キッズルームに行ったり、船内を散歩していました。とにかく過ごす場所を変えて、気分転換をしていました。
3回目の乗船中はクイズラリーも行われていました。船内をまわり、クイズに答えて抽選で東京九州フェリーグッズをもらえるものでした。

客室内
客室内では持ち込んだおもちゃでも遊びましたが、一番娘があそんでいたものが備え付けのテレビのリモコンです。このリモコンはボタンを押すたびに操作音がするため、音を楽しんだり、電話に見立てたりしてあそんでいました。

キッズルーム
柔らかい大き目のブロックがいくつか置いてあり、お家を作ったり登ってジャンプをしたりして遊びました。
ルーム内の壁もそれいゆにちなんで、ひまわりの絵がありました。
キッズルームの窓からも外が見えます。子どもの背の高さくらいにあり、2歳児も見えたので嬉しそうでした。

スクリーンルーム
プラネタリウム・映画上映は、子どもが静かにみていられる自信がなかったのでみていません。プラネタリウムは他の利用者がほぼいなかったので、最初の10分だけ2歳の娘とみました。(途中退出可でした。)
そのかわり、イベントが開催されていない時に、クッションに座ったり迷路のように歩いたりして遊びました。

お風呂
2歳の娘は大浴場に入り、0歳の息子は船内で入浴はせずに下船後のホテルで入れました。(個室なので客室内にシャワーはあります。)
大浴場には、子ども用の小さい椅子もありました。露天風呂は2、3月は強風極寒でしたが、好奇心が勝り、一瞬娘と入りました。8月の時は、風が心地よく感じました。
女性風呂のロッカーの場所にはベビーベッドが一台置いてありました。(男性風呂は不明です。)

レストラン
昼食・夕食をたべました。開店時間から30分ほど経つと満席になってしいました。4人できていた私たちはカウンターではなくテーブルが必要だったため、開店時間にいきました。
注文はタブレットで行い、店員さんが席まで料理を運んでくれます。水と決済はセルフでした。クレジットカードも使えます。(電波状況による)
ドリンクバーは注文すると利用できます。1歳の子どもも大人と同じ料金で飲みました。
カトラリーは子ども用のものが置いてあり、助かりました。

- スプーン
- フォーク
- 両手で持てる深めのお皿
- お茶碗
客室で姉妹船を見る
10:12に姉妹船を客室の窓から見ることができました。客室の場所によっては見られない場所もあるので注意です。
直前に放送がかかります。ただの船の行き違いだと思っていましたが、何も見えなかった広大な海の中に他の船が見えた時は嬉しかったです。
デッキ
強風だったため、一瞬だけ出ました。
上記の他にもスポーツルームやBBQ、アミューズメントルームがあるようです。スポーツルームはガラス張りでエレベーター待ちの時によく眺めていました。

船内の雰囲気としては、ゆったりとした時間が流れている印象でした。エントランスの大きいテレビを見たり、共用スペースでお茶をしたりと、各々が好きなことをして過ごしていました。
ただ、2回目の乗船時は波が荒く、お風呂に入ることやデッキに出ることができない時間がありました。2歳の娘も嘔吐してしまい、他の乗客も嘔吐者続出だったようですが、船員の方に電話をしたらすぐに優しく対応してくださりました。
2歳児の酔い止めを乗船前にドラッグストアなどで探しましたが、3歳からのしか販売していなかったので、対策が必要だと感じました。
夕食後から下船まで
港に21:00頃到着予定の船です。その時の流れです。
- 荷物をまとめる
遅い時間なので、子どもたちはパジャマを着て下船しました。
- 1階に集まる
下船時間ギリギリに行くと、エレベーターが少しだけ混みました。
早めに自家用車に乗れるように、子連れの家族は早めに待機していた方が良いと感じました。
- トラックのドライバーがトラックに向かう
- 乗用車のある人が車に向かう
他の人がすでに車の中で準備を終え、待機しているのが見えて焦るので、素早く車に乗ります。
- 車・歩きの人がそれぞれの場所から下船
全車両の準備が完了したら、誘導に従って下船します。
下船は家族全員が車に乗り、そのまま次の目的地に向かいます。

客室の窓から海を眺める子どもたち
以上が我が家のフェリーでの過ごし方です。
客室内だと、どれだけ子どもが騒いでも周りの目が気にならないので大人も子どももゆったりと過ごせました。
乗ってみてわかったのが、フェリーは動くホテルのような感じです!車や飛行機のようにシートベルトで固定されてずっと座っている必要はなく、歩き回れる上に、ベッドで寝ることもできるのです。子どもがいる家庭にはおすすめしたい交通手段の一つとなりました。
[番外編]激しく揺れるフェリーでの過ごし方
2回目の 2025/03/04 に乗った際は途中、激しくフェリーが揺れていました。船の揺れは車の揺れとは比にならないほどです。
ベッドに横になっていた夫の体がジャンプするほどで、その時、私も2歳の娘も吐いてしまったので対策が必要だと感じました。
三半規管がすごく弱い夫、乗り物で酔ったことのない私、酔い止めの対象年齢外で薬が飲めない子どもの[酔わないために行ったこと]と、[他にやればよかったこと]について記したいと思います。
とても酔いやすい夫
酔わないために行ったこと
- 事前に酔い止めを飲む
- ほぼベッドで横になり、眠る
- 空腹にならないようにお腹を満たす
他にやればよかったこと
- (万全の対策をしたため、嘔吐せず)
酔いにくい私
酔わないために行ったこと
- (酔わないと思っていたため対策なし)
他にやればよかったこと
- 自分を過信せず早めに薬を飲む
- 空腹にならないようにお腹を満たす
- 子どものお世話以外はなるべく下を見ない
酔い止め対象年齢外の子ども
酔わないために行ったこと
- (2歳児は酔わないと思っていたため対策なし)
やればよかったこと
- とにかくお腹を満たす
- おもちゃなどで気を引かせて、横になる時間を少しでも作る
全員がその場でできることとしては…
とにかく食べる気分でなくても、口に何かを入れて、空腹にさせないことでした。
まとめ:時間を潰す方法は意外と船内にある。そして意識して食べ物を口に入れる。
東京九州フェリーの船内での過ごし方がわかったでしょうか。また、天候によっては船が大きく揺れるのでその場合の対策も必要です。
- キッズルームで遊ぶ
- 船内を散歩
- デッキに出る
- 姉妹船を見る
- スクリーンルームで過ごす
- 客室で持ち込んだおもちゃで遊ぶ
- 船内の催し物に参加する
- 自分を過信せず事前に薬を飲む
- お腹を満たす
- できたら横になり、上を向く
この記事を読んで、フェリーでの過ごし方に対しての不安が少しでも軽減されたら嬉しいです。天候に恵まれ、楽しい船旅になりますように。


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