ヘルメット治療〜生後4ヶ月から1歳1ヶ月の夏クルム記録〜

ヘルメット治療

0歳と2歳の子どもを育てる保育士です!

上の子がヘルメット治療をしたので、その時の経過をご紹介します⛑

子どもの頭の形が気になるんだけど高額だし…本当に意味があるのかな。ヘルメット治療の情報が知りたいよ。

すー
すー

ヘルメット治療をやるかどうか、私たち夫婦も悩んだので気持ちがよくわかります。ここでは治療を決意した決めてと、夏のヘルメット治療を経た頭の形の変化をお伝えします。

子どもの頭の形が気になり、調べるとさまざまな情報があります。

私は、はじめはヘルメット治療をやる必要がない派でしたが、夫と話し合ってやることに決めました。その時の決め手や、ヘルメット治療の価格、頭の形の変化をご紹介します。

こんな方に読んでほしい
  • 子どもの頭の形が気になり、ヘルメット治療をやるか迷っている
  • 夏のヘルメット治療に不安がある

この記事を読むと夏のヘルメット治療、クルムについて知ることができます

まとめ

かかった費用は私は60万円弱。夏でも湿疹できずに過ごすことができた。

迷ったらとりあえず受診してみる。お医者さんの話を聞いてから、どうするか悩んだほうが良い。

ヘルメット治療を始めた経緯

生後三ヶ月の頭の形
生後四ヶ月の頭の形が気になっているときの写真。仰向けに寝かせてつむじのほうから撮影。

生後三ヶ月頃から頭の形が気になるようになり、ネットで調べ始めました。

ネットに、頭の歪み度を計測してくれるアプリがあったためそちらを使用。

重度と出たため、子どもの頭の形に対応しているクリニックに行き、夫婦で話を聞くことにしました。

このとき私は、アプリは斡旋だか何かをしてお金が欲しいからみんな重度にする、私たちはいいカモになっていると感じ、そもそもクリニックに行くことに反対でした。

しかし、夫のとりあえず医者の話をきいてからどうするか悩もう、もしかしたらそもそも悩む必要のない頭の形かもしれない、との言葉でクリニックに行くことに同意しました。

頭の形は1歳くらいで変わらなくなるため治療は早く始めれば始めるほど効果が出る、という文言を元に、すぐにクリニックに予約を入れました

ヘルメット治療の経過

クリニックに通った日
  • 7/08
    (生後四ヶ月)
    相談に行く
  • 7/10
    装着のための計測
  • 7/22
    初めてのヘルメット装着
  • 8/21
    計測①

  • 9/25
    計測②

  • 10/30
    計測③
  • 11/27
    計測④
  • 12/25
    計測⑤
  • 翌年1/29
    計測⑥
  • 3/4
    計測⑦

    この日の結果を元に次回続けるか決める。

  • 4/9
    総括
  • (4/26)
    (1歳1ヶ月)
    (ヘルメット治療卒業)

    ※通院した日ではなく自分たちで決めた卒業の日のため括弧

初めて相談に行った日のこと

クリニックでは、レントゲンを取り、骨などに異常がそもそもないかをまず見てもらいました。

異常がないことがわかると、ヘルメット治療の話へと移り、さまざまな計測をしました。

計測したら、3項目中2項目が重症とありました。

それでも私は治療への反対の気持ちが強かったのです。なぜなら、当時はヘルメット治療をやっている人がほぼいなかったからです。ヘルメット治療をしなくても普通に生活している人がいるのならば、暑い夏に大変な思いを子どもにさせてまでやる必要があるのかと思っていました。

お医者さんの話を聞いたまとめとしては以下のものでした。

医者の話
  • 噛み合わせが悪くなりやすい
  • 耳の高さが異なるため、メガネが傾く
  • 頭の形がこのままだけど、女の子なら髪の毛でわからなくなる子が多い
  • ヘルメット治療は1歳未満の子がやるため、精神的負担はどうなのかは不明

この話を聞き、夫婦で話し合いました。

治療を決意したことを伝えに行った日のこと

私たち夫婦は、さまざまなことを話し合いました。

真夏のヘルメット治療や費用についてはもちろんですが、私は周りの目が気になりました。田舎に住んでいたので、当時はヘルメット治療をしている子どもを見たことがなかったからです。

しかし、一時の自分の感情よりも、子どもの将来の生きやすさを選んだほうが絶対に良いという考えになり、治療をすることに決めました

夫婦で話し合った結果、子どもの頭の形が将来の生活に影響を及ぼすくらいの重度だったため、やることに決めました。

7/10の装着のための計測をした際の計測結果。右下の3項目中2項目が重症となっている。

初めて相談に行った日から二日後に、クリニックに行き頭の測定をしました。

初めてヘルメットを装着した日のこと

前回の測定を元に、ヘルメットが作られていました。

ヘルメットの内側の黒いスポンジの厚さを少しずつ薄く変えて、頭の形を整えていきます

つけ始めは違和感で泣いていましたが、30分もすれば慣れていつも通りでした。頭がまだ小さいからか、初めはすぐにずれていましたが、1、2ヶ月経つとそれもなくなりました。

初めて装着したクリニックからの帰り道。
ヘルメットの中側にスポンジがある。

家に帰ったらまず、ヘルメットについているスポンジと同じ形のものを切り取って作りました。洗い替えのためです。

この作業が、毎回の通院後にありました。

スポンジの型取りをして切り取ったとの残骸で遊ぶ子ども。

経過

ここでは、画像で頭の形の変化をお伝えします。頭の形が緑から灰色に成長しています。

7月の初めての装着から8月までの一ヶ月の変化。
9月から10月の一ヶ月の変化。耳の位置がだいぶ動いている。
初めての装着日から最後の通院までの変化。

頻度

クリニックに行く頻度は大体一ヶ月に一度です。

大きいクリニックでしか頭の形の外来がなかったため、自宅から高速を使って自動車で通っていました。自宅から片道1時間ちょっとかかったので、一ヶ月に一度でも地味に大変でした。

心配事

発達面

ヘルメットをつけたまま寝返りができるのかが心配でしたが、全く問題なく過ごしました。

夏の治療

一番悩んだのが、夜寝る時の服装と部屋の温度です。同じ時期にヘルメット治療をしている方に話を聞き、室温24度目安でメッシュの肌着に腹巻きパンツを履かせることで落ち着きました。

また、猛暑のためそもそもおでかけを日中にすることが少なかったため、頭に湿疹などはできませんでした。ですが、日中のお出かけで心配な時はヘルメットを外していました。高いお金を払っていますが、頭の形の黄金期にヘルメットを外すという選択をする勇気も必要です。

大変だったこと

  • スポンジを洗うこと(夏だったため毎日)
  • スポンジ変えたては、ヘルメットが取れやすい(夜中授乳の度に取れていてストレスだったことも…)
少しずれているヘルメット。

よかったこと

  • つかまり立ちで転んでも頭を守ってくれる

卒業

1回目の装着から最後の通院日までの変化。
「重症・重症・軽症」から「軽症・軽症・正常」となった。

3/4の結果をもとに次回続けるかどうか、という話になりました。

親としては保育園にまだ入らないのでできるなら続けたい、でもスポンジ洗浄などから解放されると思ったら卒業もしたいという、両方の気持ちがありました。

4/9、出た結果が、卒業して良い数値だったので通院は最後にしましょう、となりました。ですが、スポンジの厚さ的にはあと1ヶ月つけても良い、とのことでした。

かかった費用

私たち家族は全部で11回の通院でした。

  • ヘルメット代56万1000円
  • 毎回の診察350円×11 4000円
  • 初診5246円
  • 交通費、ガソリン代+高速代

交通費を抜かすと我が家は総額57万円ほどでした。

まとめ:迷ったらさっさと病院に行ったほうが良い

クリニックに行ったら、必ずお医者さんがヘルメット治療を進められるかも…と不安でしたが、お医者さんは測定結果をもとに方針を決めてくれました。

ヘルメット治療は生後2ヶ月から6ヶ月が最適な時期だと聞きました。この時期を過ぎても治療ができないわけではないですが、治療効果が低下するとのことでした。なので早めの受診がお勧めされています

すー夫
すー夫

早く始めれば始めるほど、金額変わらないでヘルメット治療の期間短くなるから、早く受診したほうが良いよ。

我が家はヘルメット治療をやってよかったです。(高いお金をだしているので、やってよかったというのは当たり前ですよね…。)

周りの目が気になることもありましたが、子どもの将来のためだと思ったり、ヘルメットを外したりして過ごしました。

ちなみに、下の子の方がベッドで寝ている時間が多い気がするのですが、頭の形は気になりませんでした。なぜ上の子の頭の形が、歪んだのか不思議です。

ヘルメット治療で悩んでいる方の何かの手がかりになれば嬉しいです。

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